今大会の男子ショートプログラム(SP)とフリーでともに2位となった羽生結弦(26=ANA)が、この日は応援に徹した。

前日16日までに今季の競技を終え、午後3時すぎから行われたペアフリーでチームの応援席に陣取った。額には「一番」と書かれた日の丸の鉢巻きと、日本のマスク。三浦璃来(19)木原龍一(28=ともに木下グループ)組が演技を終えて戻ってくると、得点を待つ間、宇野昌磨(23=トヨタ自動車)やアイスダンスの小松原美里(28)尊(29=ともに倉敷FSC)組とともに、頭の上で拍手するなど鼓舞し、ねぎらった。

前日のフリーを終えた後に、大会中継局テレビ朝日系のインタビューでプロテニスプレーヤー松岡修造氏と対面。「松岡修造さんの熱さを借りて“羽生修造”になって熱く応援したい」と語っていた通り、熱く日本を盛り上げた。

女子フリーでも坂本花織(21=シスメックス)と紀平梨花(18=トヨタ自動車)に向かって拍手を送り、4年ぶりのチーム戦という舞台を、17年以来の出場を自身も楽しんでいた。