バレーボール男子日本代表の中垣内祐一監督が26日のオンライン会見で、25日(日本時間26日)最終戦に臨んだ石川祐希(25=ミラノ)は合流が遅れ、来月1、2日の中国との国際親善試合(東京・有明アリーナ)には出場しないことを明かした。

今季から主将を担う25歳について、指揮官は「コート内外でさらにリーダーシップを発揮してほしい」と期待を寄せた。

男子代表は今夏の東京オリンピック(五輪)を控え、主将を柳田将洋(28=サントリー)から石川へバトンタッチ。24年パリ五輪も見据えた対応とし、中垣内監督は「キャプテンがなくなったからといって、柳田に対してもこれまで同様に力強いサーブとスパイクで貢献してほしい。石川に関してはさらに存在感を発揮してほしい」と話した。

代表メンバー12人はネーションズリーグ(5月28日~6月23日、イタリア・リミニ)終了後に選考するとしている。選考基準について中垣内監督は「チームにとって点数につながる良いプレーができるか。それに加えて、我々の戦術に即してプレーできるか。チームのために自分の役割が全うできるか。人間性がどうかも関わってくる」と指摘。

今季のテーマは「臨機応変」。中垣内監督は「コロナ禍でさまざまな制約、急なスケジュールの変化などイレギュラーな対応が迫られるが、臨機応変に柔軟な対応をしたい」と語った。