レバンガ北海道は今季最終戦で富山に88-97で敗れ、今季ワーストを更新する13連敗でシーズンを終えた。14勝45敗で4季連続の地区最下位。

Bリーグ監督初経験で就任1年目の宮永雄太監督(39)は「私たちが描いていた姿にはたどり着けなかったが、終盤の負傷者など、いろいろなことがある中で、選手は最後まであきらめないで戦ってくれた」と振り返った。

新監督のもと、ハードな守備を軸にチームをつくってきたが、勝利を重ねることはできなかった。主将の橋本は「前からどんどん行くことを続けたか、そうすることで疲れも出てくる。やりきれなかった」と反省。監督も「理想と現実のギャップが大きく勉強させてもらった。私自身もまだまだ成長しなければいけない」と、厳しい口調で話した。

来季も宮永監督続投を基本線にチーム作りを進める。その上で折茂武彦社長(50)は「負けても人(観客)が入るという状況では伸びない。チャンピオンシップ狙いではなく日本一を目指す。勝てるチームをつくるため、代表として覚悟を示す」。今季は経営に専念してきた同社長が今オフから補強にも積極的に関わり、強化を図っていく。【永野高輔】

◆レバンガ北海道の清永貴彦GM(46) いろいろな要素があるが厳しいシーズンだった。補強ポイントはリバウンドのところ。折茂社長と話し合って進めていきたい。現段階で来季が確定しているのは山口のみ。あとの選手は白紙の状態。強化費の部分も少し増やす必要がある。