ラグビー・トップリーグ(TL)神戸製鋼のFB山中亮平(32)が、思い出の地エコパスタジアム(静岡)で4強進出に挑む。

プレーオフトーナメント準々決勝クボタ戦(9日)に向け、7日は神戸市内で練習を公開し、先発メンバーを発表した。同スタジアムは19年W杯の1次リーグ・アイルランド戦(同年9月28日)で歴史的勝利を飾り、日本中に感動を与えた特別な会場だ。

山中は「スタジアムの雰囲気は好き。きれいだし、芝の状態もいい。ラグビーで大切な走りやすさも感じる」と印象を語った。4強入りをかけて対戦するクボタについては「みんないい選手でバランスのとれたチーム。両WTBの突破力もある」と言いつつ「研究されていることは分かっている。個人的には体力面も問題ないし、集中力を切らさずに基本的なことをしっかりやる」と万全であることを強調した。この日は雨の中、セットプレーなどを約1時間、みっちり確認した。

神戸製鋼は19年W杯日本代表のプロップ中島イシレリ(31)やCTBラファエレ・ティモシー(29)も先発。クボタは日本代表でゲーム主将も務めたフランカーのピーター・ラピース・ラブスカフニ(32)が先発する。【三宅ひとみ】