第12Rで優勝戦が行われた。雨が上がったが、湿走路の中、全国ランク1位の青山周平(36=伊勢崎)が執念の大会連覇を飾り、通算600勝を決めた。通算64度目、G2は通算7度目の優勝となった。

スタートは内枠トリオが優勢だったが、青山は着実に追い上げて2周4角で2番手争いに進出。3周バックで2番手に上がると、3角4角で逃げる間中大輔を豪快にまくって先頭に躍り出た。終盤は中村雅人、若井友和が猛然と追い上げたが、何とか振り切り、メモリアルの600勝を決めた。2着に中村、3着は若井が入った。

払戻金は2連単(8)-(7)740円、3連単は(8)(7)(6)2560円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。