米バスケットボールNBAウィザーズの八村塁(23)が3日、チームの公式ツイッターでの動画インタビューで、日本人として初めて出場したプレーオフについて、「いい経験だったし、これからの僕のバスケ人生において、大きな1歩だったのではと思う」と振り返った。

セブンティシクサーズとの1回戦で、八村は全5試合において2桁得点をマーク。最後の2試合はいずれも20得点以上を挙げた。第5戦では両チーム最長となる約43分間コートに立ち、「こうしてプレーオフのときに出場時間が増えるのは、信頼されてきた証拠と思う」とうなずいた。

東地区1位の強敵と対戦したプレーオフは1勝4敗で敗退。「もちろん負けたことは悔しい」としたうえで、シーズン全体を通じては「崖っぷちの状態から上がってきて、チーム全体でプレーオフを戦えた」。手応えを感じている様子だった。

コロナ禍の影響で過密日程だった2年目のシーズンを終えた。一区切りした今、やりたいことを聞かれると、「やっとアラームをかけないで寝られる。そこがいちばん楽しみ」と笑顔。残り約50日後の東京オリンピック(五輪)を前に、まずはしっかりと身体を休める。