アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はQ1最初のアタックラップでスピンを喫してタイヤバリアにヒットし、そこで予選を終えてしまった。チームメートのピエール・ガスリーが6位に入る速さを見せただけに、悔やまれるミスとなった。

「ターン1でイン側の黄色の縁石まで行き過ぎてしまって、あんなにシャープな縁石だとは思いませんでした。そこからスロットルを踏み込んだ時にまだリアタイヤが縁石に乗っていて、スピンアウトしてしまいました。僕のミスです」

マシンに大きなダメージは無いように見えパワーユニットにも損傷はなかったが、コースオフ時に路面のうねりによってねじるような力を受けたギアボックスが作動せず、コース復帰はならなかった。

20日の決勝は最後尾からのスタートとなるが、全力を尽くしてチームの努力に報いたいと話した。

「最後尾からのスタートですしオーバーテークが難しいサーキットですが、チームがこれからマシンを調べて修理をしてくれると思いますし、みんなの働きに感謝するベストな方法は良いレースをすることだと思うので、毎周プッシュしてあらゆるチャンスを最大限に生かしたいと思います」

(米家峰起通信員)