体操男子で、東京オリンピック(五輪)で五輪史上最年少優勝を果たしすなど2冠の橋本大輝(20=順大)が8日、生まれ育った千葉県成田市の市民栄誉賞授与式に出席した。

成田市役所の入り口で、ブラスバンドが演奏する「栄光の架け橋」に出迎えられると、「びっくりしました。感謝しかないです」とお礼し、市のマスコットキャラクター「うなりくん」の手に、落ちないようにメダルを乗せてあげる姿も。この日発表の「アスリートイメージ評価調査」(博報堂DYメディアパートナーズ)では、「爽やかなアスリート」で、大谷翔平(2位)を上回り1位となったが、この日の笑顔も爽やかだった。

4日は五輪後の初試合となった全日本学生選手権(静岡)で2連覇を達成し、10月には世界選手権(北九州市)も待つ。個人総合での連勝街道を歩み始めたばかりで、内村航平が40連勝を記録したと聞くと、「(超えるには)41連勝で、ゆくゆくは50連勝はいきたいですが」と切り出したが…。「でも、勝ちにこだわると気持ちが焦ると思うので、できることを精いっぱいやっていきたい」としっかりと見据えた。