18年平昌五輪スピードスケート女子500メートル金メダリスト小平奈緒(35=相沢病院)が4日、長野市内で氷上練習を公開後、会見した。

東京五輪で柔道男子73キロ級を連覇した大野将平に感銘を受けたといい「『自分が何者なのか証明するために戦うことができた』という言葉を聞いて、それを表現する舞台が4年に1度の五輪なんだと感じた」と神妙に語った。

北京五輪シーズンが今月22~24日に同市で行われる全日本距離別選手権で開幕するに当たり「体に違和感があった昨年と違い体が自由に動いている」と好調をアピールした。

昨年は股関節が自由に動かせない状態だったが今年は体に連動性を感じるといい「子どもたちにも分かる表現で言うと、ずっとブランコをこいでいたい、鉄棒も永遠に回れるという感じ」と笑顔で答えた。ユニホームも新調。新型コロナウイルス禍で国民を支える医療従事者への感謝を込め、青と白を基調とした。