8月に群馬で行われた第52回全国中学柔道の個人戦男子81キロ級で準優勝した静岡学園の川合遼(2年)が19日、藤枝市役所の北村正平市長(75)を表敬訪問した。準々決勝で前評判の高かった相手を倒し、勝ち進んだ。決勝では一瞬の隙をつかれ、「寝技に持ち込まれてしまった」と悔やんだ。北村氏から「コロナ禍で練習に苦労していると思うけど、自分を律して稽古に励み、来年こそ優勝して」とエールを送られた。

目標とする選手に東京五輪の男子73キロ級で、16年リオデジャネイロ大会に続く2連覇を達成した大野将平(29=旭化成)を挙げた。「力の強い外国人を相手に、日本の選手はうまさや技術でカバーしている。そんな選手になりたい」。学校の部内では同学園の高校生とも練習する。今回は優勝を逃したが「相手は強かったけど手ごたえは感じた。もっと強くなるため、寝技のバリエーションを増やしたい」と先を見据えた。【倉橋徹也】