新潟アルビレックスBBラビッツは開幕から3連敗を喫した。日立ハイテクに53-76。最後は大差をつけられたが、第3クオーター(Q)終盤から第4Qの立ち上がりまでは4点差まで追い上げるなど、昨季東地区3位の強敵を相手に粘りはみせた。

「褒めてやりましたよ」。試合後、大滝和雄監督(76)は言った。最後は力尽き23点差の大敗。ただ序盤から第4Q途中までは足を使い、ハードに当たる守備が機能した。第3Qの残り3分16秒で41-45、第4Qの開始直後は45-49。180センチ台を5人そろえる相手に対し、プレスをかけ続けた。「大きい相手に食い下がった。やることはやった」。大滝監督は戦い方を貫いた選手をたたえた。

一方、第4Q残り5分過ぎからの得点は2点だけ。追いつく力はなかった。この日10得点のSG金沢みどり(25)は「空いたら打つ意識をみんなが持ち続けないと」。今日24日の2戦目、連敗脱出に向け、切り替えた。