男子1500メートルは一戸誠太郎(25=ANA)が大会新記録の1分45秒21で5000メートルに続いて2冠を達成した。1万メートルでも2位に入り「1500メートルの後に1万でこれだけ走れたのはある意味挑戦だったので良かった」と納得の表情だった。

今年から管理栄養士をつけ体重や栄養のコントロールに取り組んでいる。現在は74~75キロの間で推移しているが「W杯を通じ、もう少し絞った方がパフォーマンスが良くなるのかを試していきたい。どこがベスト体重なのかを今後、話し合っていく」と語った。

ウイリアムソン師円(26)土屋陸(23=ともに日本電産サンキョー)らと組む男子団体追い抜きで、北京五輪でのメダルの期待も懸かる。「今回は自分が1500メートルと5000メートルで優勝して良かったが、追い抜きはチーム力なので足並みがそろわないといけない。昨年度末は師円が良かったし、陸はキープしている。自分はムラがある方。でも今大会は全員、良いスタートが切れた大会だったと思う」と手応えを感じていた。【三須一紀】