東地区4位仙台89ERSが、同5位福島ファイヤーボンズに76-88で今季最多失点で大敗した。連勝は2で止まり5位に転落した。藤田ヘッドコーチは「自分たちが大事にしているディフェンスが良くなかった。たくさんのブースターの方が来てくれている中で、こういう試合をしてしまうのはプロとして失格だと思います」と悔やんだ。

試合前時点で3点シュート成功率でリーグ3位の田中が右足関節の捻挫で離脱する中、前半を1点リードで折り返す粘りを見せた。だが、第3Qに勢いが失速。指揮官は「相手はオフェンス力の高いチーム。ディフェンスのミスを突かれてしまった」と勝敗の鍵を握るディフェンスで崩れ、一気に点差を広げられた。第4Qはこの日最多の29得点を奪う意地を見せたが、第3Qの点差が重くのしかかり、逆転はできなかった。

今日28日も福島と対戦する。渡辺は「オフェンスの流れが悪いときもディフェンスを遂行できないと勝てない。ディフェンスの強度を上げていきたい」と気持ちを引き締めた。チーム全体で修正し、1勝をつかむ。【相沢孔志】