4年連続出場の女子、長岡商(新潟)は橘(神奈川)と対戦。0-2で敗れた。大ケガで県予選不出場だったエース水落彩花(3年)が戦列復帰しチームをけん引したが、7年ぶりの「春高」白星はならなかった。

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ストレート負けだった。曽根喜広監督(44)は「1セット目は緊張などでペースを乱すのは想定内だった。2セット目は粘り強いバレーができたが力及ばず悔しい」と振り返る。第1セットを落とし迎えた第2セット。伝統の粘り強さをみせる。中盤までリードを守るシーソーゲーム。だが終盤、集中力が途切れた。

エース水落は持てる力を出した。多彩なバリエーションで攻め、コートに立ち続けた。得点源である水落は県予選1週間前に左足首の骨折と靱帯(じんたい)断裂の大ケガ。懸命なリハビリで大舞台に間に合った。「100%ではないが全国のチーム相手に決めきるところまで持ってくることができた」と言った。

曽根監督は「(水落は)もっとできる選手。春高の舞台に立てて良かった。最高のプレーだった」と気持ちで戦い抜いたエースをたたえた。3度目の春高に「今までで一番感謝の気持ちが強い春高でした」と水落。今回のメンバーは1、2年生中心。「春高を経験できたことはチームにとって財産だと思う。この舞台に戻ってきて欲しい」と後輩に春高白星を託した。【飯嶋聡美】

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