開志国際が男女アベック優勝を決めた。男子はV3(昨年は団体戦を実施せず)。女子は初優勝だった。女子は新潟第一に1-0の辛勝だった。男女優勝校は3月の全国大会(東京・日本武道館)出場を決めた。

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開志国際(女子)は先鋒(せんぽう)と中堅がともに引き分け。0-0からの大将戦で開志国際の松尾結唯(2年)が奮闘した。

技を積極的に繰り出し、新潟第一の小林萌華(2年)を防戦一方にさせた。奥えりから、前えりと組み手にも変化を加え、攻撃の手を緩めなかった。「一本勝ちできなくても技を出していればと諦めなかった」。消極的な相手には指導が与えられ、場外で2度目の指導。僅差で勝ち、初優勝を決めた。「負けられないと戦った。圧倒的に勝つという目標は達成できなかったけれど、勝ててうれしい」と涙声になった。「初優勝という大きな成果を遂げた選手たちに感謝したい」と藤田ひろみコーチ(30)は「日ごろの選手たちの努力を見てきたから、競った試合でも最後まで信じていた」と初V戦士をたたえていた。