競泳で「カツオ」の愛称で知られる東京五輪代表の松元克央(25)の所属先が4日、セントラルスポーツからミツウロコに変更されたことが分かった。1日付でミツウロコグループホールディングスと所属契約を結んだ。

旧所属先では鈴木陽二コーチの指導を受けてきたが、発展的解消という形で師の元を離れ、発足して間もない新興チームで新たな挑戦に乗り出す。

松元は19年世界選手権男子200メートル自由形で銀メダルを獲得。東京五輪での活躍も期待されたが、予選で敗れた。今年3月には200メートル自由形と100メートルバタフライで6月の世界選手権(6~7月、ブダペスト)代表に選出され、日本代表の主将にも任命された。

ミツウロコはエネルギー事業などを手がけるグループで、水泳部は21年に発足。同年の社会人選手権400メートルメドレーリレーで3位に入った。19年世界選手権代表の小日向一輝らが所属する。

◆松元克央(まつもと・かつひろ)1997年(平9)2月28日、福島県いわき市生まれ。千葉商大付高から明大進学後、セントラルスポーツを経てミツウロコへ。18年アジア大会の競泳男子400メートルリレーと800メートルリレーで金メダル、200メートル自由形で銀。世界選手権は2度出場。東京五輪にも出場した。186センチ、85キロ。