プレーオフ(PO)進出へ、ホームで痛い1敗を喫した。東地区5位山形ワイヴァンズが、同4位越谷アルファーズに71-88と大敗。3月9日ホーム青森ワッツ戦以来の1カ月ぶりの勝利を逃し、6連敗となった。約3週間ぶりの試合に、チーム最多17得点を挙げたジャワッド・ウィリアムズ(39)は、「試合が空いたことでシュートに影響はあった。前半良かった点を後半は維持できなかった」と振り返った。

6点を追う第2クオーター(Q)は、ウィリアムズら外国人を中心に攻め込み、河野誠司主将(32)のブザービーターが決まり、2点差でハーフタイムへ。ミオドラグ・ライコビッチ・ヘッドコーチ(HC、51)は「3週間空いた中で前半はビックリするくらい良かった。後半に向けて『このままいこう』と話した」。だが、3Q開始から4連続失点。以降も相手のオフェンスに防戦一方で、奪ったリバウンドも越谷の「45」に対して、山形は「27」と苦しんだ。

ワイルドカード(WC)でのPO出場を狙う山形は今日10日の越谷戦を含め残り6試合。上位2チームに与えられるWC争いは4位と厳しい戦いが続く。ライコビッチHCは「越谷、今後の佐賀、福島、名古屋はPOを決めていたり、争うチームで重要な試合が続く。ポジティブなエナジーで戦い、ファンの皆さんの前で勝利をお届けできれば」と前を向いた。【相沢孔志】