ラグビー「リーグワン」の主催者は7日、同日に開催予定だったリーグ最終節のリコーブラックラムズ東京-NTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦(秩父宮)の中止を発表した。

試合開始2時間半前の突然の発表になった。

2日のPCR検査で大阪側に新型コロナウイルスの陽性者が13人も確認されていたという。

リーグ側は「再検査(3日)で陰性が提示された当該者については、リーグが試合参加可能との判断をいたしました。しかしながら、協議プロセスにおいて、リーグ側からの事前の説明不足もあり、本判断の合理性について両チームの合意形成がなされない状況となりました」と説明。

13日との陽性者を出した後の再検査の結果について、リーグ側と大阪側とで意思疎通に問題があったようだ。

最終的に試合直前の中止決定をした背景には「回避すべきとリーグが判断した」と明かしている。

NTTの再編により大阪は来季3部降格になる方向。1日の本拠地最終戦(静岡戦)も陽性者を出して中止になっており、最後の勇姿を見せることなく1部から去ることになった。

前日6日にはトヨタヴェルブリッツ-東京サントリーサンゴリアス戦(7日、瑞穂)の中止を発表。トヨタ側に陽性者が出たためで、この試合の中止でプレーオフ進出チームが決まるという事態になっていた。