大学王者の帝京大が計8トライで早大を退けた。

7点を追う前半8分にCTB二村莞司(4年=京都成章)のトライと、SO高本幹也(4年=大阪桐蔭)のゴールで同点。そこから3トライでたたみかけ、前半を31-19で折り返した。

後半も途中出場のフッカー江良颯(3年=大阪桐蔭)やBK小村真也(2年=ハミルトンボーイズ高)らが存在感を示し、CTB松山千大主将(4年=大阪桐蔭)は「攻撃の部分はボールをつないで、得点にもっていけた」と手応えをにじませた。

防御面は4トライを献上。流れを手渡す場面も目立ち、SO高本は「準備してきたことがディフェンスではできなかった」と反省も忘れなかった。今春は明大に26-35で敗れたが、同じ対抗戦のライバルとなる早大には勝利。19日の最終節は関東リーグ戦王者の東海大戦を控え、松山は「コンタクトでバチバチくる。受けずに戦っていきたい」と決意を示した。【松本航】