先週のシティオープン準優勝で、世界54位の西岡良仁(26=ミキハウス)が1回戦を突破した。同104位で予選勝者のブノワ・ペール(33=フランス)に6-2、6-3の73分でストレート勝ちした。

今大会は、先週のシティオープンよりレベル上で、4大大会に次ぐ規模のマスターズ大会だ。西岡は、当初、予選からの出場だった。しかし、先週の大会で勝ち上がった結果、予選出場が間に合わなくなり、特別救済枠が適用され、本戦からのスタートとなった。

その恩恵をしっかりと生かした。相手のペールは、世界ランキングを落としてはいるが、16年に18位となり、ツアーで9度の決勝に進出。錦織も、何度も苦戦してきたベテラン選手だ。安定性には欠けるが、誰もが打てないショットを軽々と決定打にする天才肌相手に、西岡がしっかりとストレート勝ちだ。

2回戦では、世界9位のオジェアリアシム(カナダ)との対戦だ。対戦成績は西岡から3勝1敗。先週、世界8位から金星を挙げたように、また西岡のジャイアントキリングの再現が始まる。

◆男子のナショナルバンク・オープン(モントリオール)は、8月9日から15日まで、WOWOWオンデマンドで配信される。