日本代表(世界ランク38位)が格上のイラン(同23位)に競り勝った。

日本は立ち上がりから厳しい守備を見せ、33-24とリードして前半を折り返した。しかし第3クオーターに追い付かれあとは一進一退の攻防に。3点リードで最終クオーターに入ると、いったんは逆転されたものの、3点シュートを連続で成功させて追い付き、突き放した。

先月17日のアジア杯1次リーグでは76-88で敗れた強敵相手から白星を挙げた。トム・ホーバス監督は「新しいメンバーがいっぱいいて、システムや攻守のタイミングなどがまだぴったりではないけれど、みんな頑張っている」と手応えを口にした。

昨夏の東京オリンピック(五輪)以来の代表戦復帰となった馬場雄大は19得点。第2クオーターには、ファウルを受けながらもリバースレイアップシュートを決めて観客を沸かせた。後半にも苦しい場面で3点シュートを決めるなどチームをけん引。「代表戦でプレーするのは久々でわくわくした。ホーバス監督のバスケットボールは初めて。チーム一丸となって戦えて良かった」と話した。

7本の3点シュートを放ち6本成功させた須田侑太郎がチーム最多20得点を挙げた。

14日も同会場でイランと対戦する。

日本とイランは今月25日のW杯アジア地区2次予選でも顔を合わせる。日本は来年のW杯には開催国枠ですでに出場権を得ている。