バスケットボール女子Wリーグの富士通レッドウェーブは6日、日本代表のオコエ桃仁花(23)が、ギリシャのエレフテリア・モシャトウに加入することになったと発表した。9月末で退団して前日に出国しており、到着次第すぐに新チームに合流する予定。

オコエは富士通を通じ、「バスケットボール選手としてだけではなく、人としても成長できるのではないかと思い移籍を決意しました。チームの皆には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一度きりの人生、後悔なく挑戦したいと思います」とコメントした。

自身のSNSも更新し、「日本代表としてオリンピックに出場するという夢をかなえ、自分自身のこれからの『夢』を本気で考えた時、自分が思い描く自分になるために成長できる場所でプレーすることが1番だと思い海外移籍を決意しました」などとつづった。

ギリシャの女子国内リーグは10月8日に開幕。レギュラーシーズンは2月下旬まで22試合行われ、上位チームによるプレーオフが3月に実施される。国内リーグに並行して欧州カップ戦が行われ、勝ち進んだ場合は4月上旬までシーズンが続く。

◆オコエ桃仁花(もにか) 1999年2月7日生まれ、東京都出身。母の影響で小学6年から競技を始める。東京・明星学園高からWリーグのデンソーに加入し、19年に富士通移籍。21年東京五輪では日本初の銀メダル獲得や同年アジア杯優勝に貢献した。ポジションはパワーフォワード。身長182センチ。兄はプロ野球楽天のオコエ瑠偉。