F1シリーズ第18戦日本GPのフリー走行が7日、三重・鈴鹿サーキットで行われ、メルセデスAMG勢が1-2タイムを記録した。ドライバーズタイトル獲得が掛かるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は3位。

初日となる金曜日の鈴鹿はあいにく雨。朝から雨が断続的に降り続き、両セッションともウエットコンディションでの走行となった。

その中でも雨脚と路面の水量の変化に会わせてエクストリームウエットタイヤとインターミディエイト(浅溝)タイヤの両方を使用しての走行が行われた。土曜日は晴れでドライコンディションとなる見込みだが、日曜日の決勝は曇りで雨の可能性もある。そのため多くのチームが決勝を想定した長めの周回を重ねている。

F1デビューしてから2年目で日本GP初出走となる角田裕毅(アルファタウリ)は、FP1で16周、FP2で28周を走り込んで14番手タイム。鈴鹿での経験は4年前のF4のみとあって「タイムは気にせず徐々にビルドアップして行くことに集中した」と語るが、「初めてコースインした時には込み上げるものがあった。途中で興奮しすぎそうになり抑えて走った」と初日の走行を笑顔で締めくくっている。(米家峰起通信員)