日本(世界ランク7位)は3-0(25-16、25-19、25-21)のストレートでプエルトリコ(同17位)に勝ち、8強進出へ王手をかけた。

試合後、真鍋政義監督(59)は中継局(TBS)のインタビューに応じ、同番組に応援サポーターとして出演した元日本代表の木村沙織さんから質問を受けた。

「現段階で監督が理想とするバレーはどのくらいできていますか?」

すると同監督は待ってましたとばかりに、逆質問。

「どうですかね。反対に沙織は何%ぐらいだと思いますか?」

木村さんは「え~っ…」と少し驚きながらも笑顔でこう返した。

「どうかな、次のオランダに勝って120%で行ってください!」

9日の2次リーグ最終戦は開催国のオランダとの対戦で、完全アウェーとなることが予想される。

さらに、その点を木村さんに問われると、同監督は今度は真面目に「世界バレーの前に早めにオランダに入りまして、フレンドリーマッチも数多くやってきました。アウェーには選手は慣れていると思いますので、心配ないと思います」と答えた。

すると、木村さんは「さすが真鍋監督です!」と拍手した。

真鍋監督と木村さんの相性は抜群?

9月26日の1次リーグ・チェコ戦で勝利すると、木村さんから「今日の勝利は1番に誰に伝えたいですか」と問われた。

この時にも待ってましたとばかりに「木村さんですよねぇ。沙織さんに伝えたいですね」と言って、盛り上げていた。

真鍋監督にとって木村さんは、自身が率いた10年に世界選手権銅メダル、12年のロンドンオリンピック(五輪)でも銅メダル獲得の立役者となった教え子。

その関係性があふれるやりとりで、この日の勝利を喜んだ。