宇都宮がベテラン勢の活躍で4連勝を飾った。

京都との2連戦最終戦は、前半から拮抗(きっこう)した状態が続き、第2クオーター(Q)終了時のスコアは33-30。第3Qの出だし、ミスから連続してターンオーバーを許し、京都得意の3点シュートを連続して決められた。

嫌な流れを断ち切ったのが喜多川修平、竹内公輔の37歳コンビだ。喜多川はコートイン直後にレイアップシュートを決め、2本のスチールを得点につなげるなど主導権を奪い返す。竹内も相手エース・ユトフのシュートをブロックし、攻守で躍動した。

第3Qで8点差をつけ、第4Qに一気にリードを広げて快勝。喜多川は今季最多の7得点、竹内も7得点4リバウンドで4連勝に大きく貢献した。喜多川は「ここ数試合、チームに貢献できていないと思っていた。率直にうれしい」と笑顔。竹内も「試合前半は重い展開だったし、第3Qの出だしは最悪。ただ、そのあとは相手がやりたいことをやらせず、ボールを回す自分たちのバスケができた」と振り返った。

佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)は「タフな試合だったが、ベテランが力を発揮して、流れをつかんでくれた」と2人を最大限に評価した。今季初めて貯金1をつくり、中2日の30日には10勝3敗と今季好調の群馬とホームで対戦する。竹内は「いい試合をする」と言い、佐々ヘッドコーチも「特別な水曜日にする」と意気込んでいた。