22年夏の全国高校総体(インターハイ)を制した東山(京都)が、前回準優勝の鎮西(熊本)に敗れた。

会場からほど近くの国立競技場で行われた高校サッカー選手権で、初の決勝進出を決めた同校サッカー部に続くことはできなかった。

第1セットを25-23で先取したが、第2セット以降は2連続でセットを奪われた。

追い込まれた第4セットは、セッター當麻理人(3年)のトスがさえ、25-17と奪い返した。しかし、最後は相手エース舛本颯真(3年)にサービスエースを決められるなどし、11-15で第5セットを許した。

多彩なトスを上げ続けた當麻は「3年生の意地を見せたかったが、ツメの甘さが出た」と唇をかんだ。ただ、念願だったセンターコートでの試合には「楽しかった」と実感を込めた。

松永理生監督(41)も「この1年を凝縮したものをしっかり出せた」とうなずいた。悔しそうな表情を浮かべる選手たちへ「感謝しています」とたたえていた。

勝利した鎮西は、明日8日午前11時30分から、駿台学園(東京)との決勝に臨む。

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