昇格初年度の花園近鉄ライナーズが、また負けた。

開幕から6戦全敗で最下位から抜け出せず。

開始1分38秒。FBセミシ・マシレワが左タッチライン側で無理なオフロードパスをすると、こぼれたボールを拾われBL東京のSH小川高広に先制トライを許した。

同16分には日本代表NO8のリーチ・マイケルにモールから追加点を許すなど、4連続トライを献上。キック処理の連係ミス、甘いタックルなど悪循環が続く。前半は元オーストラリア代表SHウィル・ゲニアが1トライを返したものの7-31で折り返した。

後半も開始4分でトライを与えるなど、15分までに4トライを献上。計9トライを奪われる完敗だった。

水間良武ヘッドコーチは「ミスしてボールを失う場面もあり、チャンスを逃してしまった。まず1番はセットプレーの部分をしっかりしないといけない」と険しい表情。同志社大出身のフランカー野中翔平主将も「少しネガティブな部分が出てしまってミスが続いた。日々の練習から1歩でも2歩でも成長するしかない」と話した。

開幕から6試合でリーグワーストの356失点(1試合平均59・3)。得失点差マイナス243もワーストだ。

次節は11位静岡(旧ヤマハ)との下位対決(2月5日、花園)。何としても初勝利をつかみたい。