前節まで11位の岡山シーガルズが、同10位のKUROBEアクアフェアリーズに3-1で勝利した。この勝利により、岡山は3ポイントを追加。KUROBEを抜いて、順位をひとつ上げた。

リーグ終盤戦。両チームにとって、負けられない1戦だった。

第1セット(S)はアウトサイドヒッター中本柚朱(ゆず、20)が積極的に攻撃して25-23で先取。第2Sは、前半リードしていたものの17-13から3連続失点で1点差に迫られると、その後はシーソーゲームとなり、ジュースの末に24-26で落とした。

セットカウント1-1で迎えた第3Sは、粘り強さを見せて25-21。その勢いのまま、第4Sは終始リードを守り25-22で勝利した。

若手の佐伯亜魅加(あみか、19)が活躍した。フル出場し、アタックで32得点。同世代の中本とともに若い力でチームに貢献した。

河本昭義監督(69)は「佐伯、中本を使うのは賭けだった」と話す。11位以下になれば、2部上位とのプレーオフに回ることになる。それでも、指揮官は2人を信頼し、登用した。

期待通りの活躍ぶりに「活躍してくれて良かった。自信つけばもっとプレーが安定してくると思う」。

佐伯は、試合で最も活躍した選手に贈られる「VOM(Vリーガー・オブ・ザ・マッチ)」にも選出され「メンバー全員が諦めない気持ちを最後まで持てていた。次も『シーガルズバレー』を見せられるように頑張ります!」と、勝利を喜んだ。

次戦は11日、ホームのジップアリーナ岡山でPFUブルーキャッツを迎え撃つ。