日本スケート連盟は18日、フィギュアスケートのペアで昨季世界選手権銅メダルを獲得した高橋成美(20=木下ク)マービン・トラン(22=カナダ)組がペアを解消したと発表した。両選手とも引き続き競技を続ける意向で、高橋は14年ソチ五輪に向けて新パートナーを早急に探すという。

 高橋は連盟を通じて「マービンとは長年に渡りペアを組みながら、1人では決してかなわないさまざまな体験を共有させていただき、心より感謝の気持ちでいっぱいです。ただ近年、スケート競技に対する考えの食い違いからすれ違うようになり、自分として大好きなスケートを継続する積極的な気持ちから、ペアを解消する決心をいたしました」とコメントを出した。

 高橋は10月に左肩と右膝を手術し、GPシリーズを欠場していた。また、国籍の違う2人はこのままでは五輪に出場できないため、日本連盟はカナダ人のトランが日本代表としてソチ五輪に出場できるよう、日本国籍取得へ動いていた。