<バレーボール:全日本高校選手権:崇徳2-0仙台商>◇男子1回戦◇5日◇東京体育館

 昨年16強の仙台商(宮城)はまさかの初戦敗退に涙した。仙台から450人を超える大応援団が駆けつけ、選手たちは「気持ちに応えたい」と燃えていたが、力負けだった。

 チームは2年生中心と若く、初戦の緊張感でミスが出るなど「相手の方が完成度が高く、一枚上手だった」と千葉伸次監督(48)は唇をかんだ。

 その長男でウイングスパイカーの剛大(2年)は要所でスパイクを決めるなど成長した姿を見せた。

 試合後、「結果にできず悔しいけれど、3年生の支えがあってここまで来られたので感謝の気持ちでいっぱい。来年は自分が引っ張っていくんだという気持ちが芽生えました」と、涙をこらえながら話した。