関西大学ラグビーは18日、大阪・金鳥スタなどで第6節4試合が行われる。5戦全勝の天理大は14日、奈良県天理市内で約2時間の練習。18日の立命大戦で勝利し、4勝1敗の京産大が関学大に敗れれば、最終節を残して3連覇が確定する。天理大は、1敗の関学大に直接対決で、既に勝利しているためだ。

天理大は今季、大学選手権10連覇を目指す帝京大の対抗馬としてシーズン前から評価され、関西リーグでもここまで1試合平均71・8得点、6・6失点と他を圧倒してきた。

それでもフッカー島根一磨主将(4年)は「関東の試合を見て、レベルが高いと感じている。今節も自分たちの形を出すだけ。オフロード(ラックを作らずにボールをつなぐ攻撃)が雑になりがちなので、継続を遮らないことを確認したい」と言い、関西制覇への過度な気負いはない。

仮に天理大が6連勝を飾り、京産大が関学大に勝利すれば、5勝1敗の京産大と最終節の24日に勝利した方が優勝の大一番を迎える。着実に力を蓄える王者は、どっしりとその時を待つ。