ラグビー日本代表候補合宿が5日、千葉・浦安市で行われ、この日から練習生として合宿に参加したCTB立川理道(29=クボタ)が代表生き残りへアピールした。

ゲーム形式や1対1の練習で鋭いステップや激しいタックルを披露。所属チームは現在オフで満足に練習ができていなかったが、ジェイミー・ジョセフHCの前で機敏な動きを見せた。

15年W杯では中心選手として活躍し、16年には日本代表の共同主将も務めた。しかし昨秋の欧州遠征メンバーから、まさかの落選。代表で活動するのは昨年6月以来となった。この日は1人だけ周囲とは違う紺色の練習着で練習に参加。「形としては練習生だし、ジャージーも違う。セレクションでは一番下。今までのプレッシャーとかはないし、自分がやり切ることだけを考える」と言い切った。

合宿は来週から沖縄で行われる。そこへの参加は「この3日間で決まる」と残り2日間での出来次第だという。代表に呼ばれていない期間に、多くの友人や知人から励ましの連絡をもらった。「自分だけではなく、みんなのためにも頑張りたい」と、まずは残り2日に全力を注ぐ。