ラグビーW杯が静岡県内に“初上陸”し、会場周辺では一日中、フィーバーが続いた。

日本-アイルランド戦が28日、袋井市のエコパスタジアムで行われ、徒歩15分の距離にあるJR愛野駅からスタジアムの間は、大勢のファンでにぎわった。駅周辺には、おもてなしエリアとしてグルメゾーンが設けられ、ビールやおつまみを買い求める人たちが行列をつくった。

両国代表のラガーシャツを着たり、顔にペイントした人もあふれ、対戦前に交流を深める姿も見られた。それぞれ自国を応援する声が多かったが、「両チームが勝てたらもっといいけど」の声も。アイルランド人女性の1人は「日本の人はとても親切で好きです」と声を弾ませた。

スタジアム近くでは、ヤマハ発動機の選手らが指導し、子どもたちにラグビーを体験してもらった。新人の高橋在人(ありと、22)はちょんまげの髪形で登場し、周囲を笑わせていた。