史上初の3連覇を目指す世界ランキング1位のニュージーランド(NZ)が、同2位のイングランドに7-19で敗れた。NZのW杯での黒星は、07年W杯の準々決勝でフランスに18-20で敗れて以来。

王者は、立ち上がりから相手の出足の早い防御に苦しみ、前半を0-10で折り返した。後半に敵陣深くのラインアウトで、イングランドのミスから1トライを返すも、世界を魅了してきた攻撃は最後まで攻撃の糸口さえ作れなかった。後半は、イングランドの圧力に反則も増え、PGでじわじわと点差を広げられ、3連覇の夢は途切れた。

▽ニュージーランドNO8キーラン・リード主将の話 相手が非常にいいプレーをした。中に入れなかった。今振り返れば、ああしていれば良かったという反省はたくさんあるが、試合が終わってからではどうしようもない。

▽ニュージーランド代表スティーブ・ハンセン監督の話 選手たちは国のために素晴らしいプレーしてきた。今日は少し足りなかった。(次も)ファンのために頑張ってほしい。イングランドを賞賛したい。相手は最後まで頑張っていた。