警察庁の安藤隆春長官は24日、国家公安委員会後の記者会見で、大相撲の野球賭博などの問題に関し、「この機会に相撲界から暴力団一掃を図らなければならない」と述べた。

 安藤長官は、一連の問題に対し、警察が「全容解明に向けた捜査の徹底と、日本相撲協会による暴力団排除の取り組み支援」の「2本柱」で臨むとの考え方を示した。

 その上で、相撲界からの暴力団一掃が「日本社会から暴力団を排除しようとする動きにも弾みをつけることになる」と話した。