大関に昇進する関脇鶴竜(26=井筒)が27日、今日28日の伝達式にモンゴルから両親が駆けつけることを明かした。26日夜に急きょ決まり、父マンガラジャラブさん(54)と母オユントグスさん(51)が27日に大阪入りし、夕食を共にした。父はモンゴル国立技術大の学部長で、多忙なスケジュールを調整してくれた。「なにより親孝行できて、本当に良かったと思います」と話した。

 父が相撲を見に来たのは09年初場所が最後。6勝2敗から4連敗し、験を担いで見に来なくなった。そろっての来日は2年ぶりという。「家族の支えがなかったら、続けてこられなかったかもしれない。感謝しています。勝てない時期も、悩んでいる時も、いつも励ましてくれた」。すでに口上は決まり、練習を繰り返している。来日から11年目、大関に昇進した姿を親の前で披露する。