大相撲秋場所(9月14日初日、両国国技館)の新三役が有力な常幸龍(26=木瀬)が、大関の胸を借りて強くなる決意を示した。16日、札幌市巡業で高安、宝富士らと8番相撲を取った。幕内初の10勝を挙げた名古屋場所で右手首を痛め、完治していないが「大事な時期の稽古を無駄にしたくない」と奮闘。夏巡業中には大関稀勢の里に田子ノ浦部屋への出稽古を直談判し「快く受け入れてくれた大関に感謝。出羽海一門の新大関(豪栄道)がいる境川部屋にも行く予定」。来月1日の番付発表後から、2大関と稽古を積んで上位戦に挑む。