八戸学院光星(青森1位)が、2年ぶり8度目の決勝進出を決めた。

 エース右腕の桜井一樹(2年)が2試合連続で完封し、打線は5回に8安打を集中して7点を奪った。2回に先制の二塁打を放った、主将で8番の奥村幸太捕手(2年)は「バッター各自で狙い球を絞った」と言い、上位打線に変化球、下位打線に速球主体の相手投手の配球を読み切った。

 15日は青森山田(青森3位)と、96年以来19年ぶりに決勝で顔を合わせる。通例なら決勝進出でセンバツ出場が有力となるが、選考には地域性などが考慮され、同県対決のため不透明な状況となった。仲井宗基監督(45)は「青森山田に勝たないと、甲子園はない」と必勝を誓った。