盛岡大付(岩手1位)が逆転勝ちで決勝に進み、4年ぶり4度目のセンバツ出場を当確にした。

 1点を追う6回に代打・須藤颯(2年)の左翼線への二塁打で同点とし、7回は捕逸で勝ち越し、犠飛で追加点を奪った。6回から2番手で登板した右腕の平松竜也(2年)が9回に1点差に迫られたが、一打同点のピンチをしのいだ。関口清治監督(39)は「選手が粘り強く戦ってくれた」と、ねぎらった。

 昨秋の東北大会は準決勝で青森山田(青森3位)に敗れ、センバツを逃した。関口監督は「去年は準決勝で勝とうとして空回りした。今年は優勝しようと、言ってきた」と甲子園のかかる大事な一戦を通過点と捉え、接戦をモノにした。

 3安打1打点2盗塁と活躍した、主将の比嘉賢伸内野手(2年)は「優勝を目指している。岩手勢は明治神宮大会に出たことがないので」と言葉に力を込めた。19日の仙台育英(宮城1位)との決勝で初優勝をかけ、明治神宮大会(11月11日~、神宮)出場を狙う。