報徳学園(兵庫)が前橋育英(群馬)を破り、09年以来8年ぶりのセンバツ8強入りを決めた。

 1回に奪った4点をエース西垣雅矢投手(3年)が守り抜いた。変化球中心の投球で前橋育英打線に的を絞らせず4安打完封、10三振を奪った。西垣は1回戦の多治見戦で先発して7回を2安打無失点。これで16イニング連続無失点とした。

 今大会限りで勇退する永田裕治監督は「生徒たちに感謝。(2試合連続完封勝ちに)完封なんてほとんどないのに甲子園で一回りも二回りも大きくなっている。西垣は気持ちが表に出ていた」とし「感動を覚える。こんなチームだったかな」と話した。