北海道に高校野球の季節がやってきた。24日、名寄と釧根の両地区で春季大会の組み合わせ抽選が行われた。5月2日までに各地区で試合日程が決まる。札幌地区では男子校だった札幌光星が今春、男女共学化したことにより、初の女子マネジャーが誕生した。

 イガグリ頭の中にロングヘアが2人。西留(にしどめ)成実さんと小坂真喜子さん(ともに1年)は、ノッカーへの球渡しや、白板に練習メニューを書き込むなどの作業を黙々とこなしている。

 145人の女子新入生のうち、野球部の門をたたいたのは5人。合坂真吾監督(31)は「私としては女子はいなくていいかな、と思っていたので『部活は毎日夜8時までかかるし、土・日・祝は練習試合などでほとんど休めないぞ。親とよく相談してきなさい』と。これで多分0人になると思った」。ところが2人の意志は固かった。

 西留マネジャー

 中学ではバドミントン部だったけど、高校では野球部の練習をサポートしたかった。休みなし?

 構いません。

 小坂マネジャー

 兄が野球をやっていて私も野球が大好きでした。日焼け?

 ミニスカートが履けない?

 全然OKです。

 広田駿介主将(3年)は「すごく頑張ってくれているし、チームの雰囲気も明るくなった」と歓迎。2年生エース崎野義央(よしひろ)は「2人を甲子園に連れていきます」と胸を張った。女子マネ効果で春から進撃を誓っている。【本郷昌幸】