巨人坂本勇人内野手(37)がメモリアル弾で64年ぶりの劇的勝利に導いた。1点ビハインドの12回1死一、二塁から広島遠藤の初球のカットボールを捉え、左翼席へ。通算300号となる逆転サヨナラ3ランを放った。

史上48人目、球団生え抜きでは7人目の快挙。「もう本当に、300号打てないんじゃないんかと、そういうことを考える時期もありましたけど」とお立ち打で打ち明けた。昨年から代打出場が増え、若手とのレギュラー争いの日々を送る。その中で、この日の1本が教えてくれた。「普段の練習しっかり頑張って。まだファンの皆さんの期待に応えられるんだな」。後輩たちから祝福の水をかけられ「本当にいい一本になりました」と感慨に浸った。

前日12日に続く、巨人の2日連続のサヨナラ勝ちは23年9月17、18日のヤクルト戦以来。地方球場での記録では、62年5月8、10日の国鉄戦以来となった。県営富山開催だった5月8日の試合では、延長14回に長嶋茂雄の一打でサヨナラ勝ちを収めている。

坂本はプロ20年目で節目の1本にたどり着いた。「こういう瞬間があるから、ここまで頑張れてる」と明日からの活力に変える。「本当に一生忘れないと思いますし、今日の1本でね、まだまだやれるんだというのは思ってる。頑張ります!」。福井の夜。ファンにとっても一生忘れない1本を届けた。

▼坂本が延長12回にサヨナラ3ラン。坂本のサヨナラ本塁打は23年6月16日楽天戦以来7本目。通算7本のサヨナラ本塁打は史上6位タイで、サヨナラ安打13本目は7位タイ。セ・リーグではどちらも3位に進出した。

▼この1発でプロ野球48人目の通算300本塁打を達成。初本塁打は08年4月6日の阪神3回戦(東京ドーム)で阿部から。坂本はプロ20年目で、通算2293試合に出場。達成年数では08年山崎武(楽天)の22年に次ぐ2位だが、試合数では16年新井(広島)の2179試合を上回るスロー到達だ。

【動画】巨人坂本勇人、やはり千両役者!通算300号のメモリアルアーチはサヨナラ3ラン