<高校野球IBAF18U世界選手権:韓国3-7台湾>◇5日◇予選第2ラウンド◇韓国・蚕室

 日本が不正なバットを使用していると難癖を付けた韓国のイ・ジョンフン監督(49)が、問題発言から一夜明け、弁明に徹した。前日4日の日本-チェコ戦を視察後、韓国メディアに対して「日本が圧縮バットを使用していることは100%確実」と話していたが、この日の台湾戦後に「あれは日本に向けての話ではなく、参加するすべての国に対してだ」と一気にトーンダウンした。

 さらに、日本の批判ではないことを強調し「バットの基準と、それを確認する方法がないということを言いたかった。IBAFサイドにその基準がない」と、あくまで問題提起であるとした。この日の現地の新聞では、「(確認のために)ハンマーでバットを割る」とのコメントも掲載されたが「できるわけがないし、するわけがない」と視線を落とした。

 韓国はこの日、台湾に延長10回タイブレークの末に3-7で敗れた。今日6日の日本戦は、開催国として優勝を狙う上で絶対に落とせない一戦となる。イ監督は「フジナミと予想している。全力で分析したので、良いところも悪いところも分かっている。うちの投手陣が80~90%の力を出せば大丈夫じゃないか」と、日本撃破に自信をのぞかせた。【今井恵太】