阪神の4番を務める福留孝介外野手(38)が先制タイムリーを放った。

 初回、1死から2番横田慎太郎外野手(20)が死球で出塁すると、2死二塁となり、福留が中日ネイラーから中前へ運んだ。「オープン戦で投げているとはいえ、球児は今日が初登板ですし、緊張もしているでしょうから、まずは先制点を取って少しでも楽な状況にしてあげたいという思いでした」。これが今季初打点。好機で4番としての責務をきっちりと果たし、一塁ベース上で何度も手をたたいた。

 続く3回先頭の第2打席では1号ソロを放った。初球内角高め142キロを強振すると、打球は右翼スタンドへと吸い込まれた。ベテランが輝きを放っている。

 福留は「打ったのはストレート。いい感触でした。先頭バッターだったので細かいことを考えるというよりも、自分のスイングを仕掛けていこうと思っていました。若い子らが頑張ってるので、自分も負けないように頑張ります」とコメントした。