巨人が今季初の延長戦を制して、2カード連続の勝ち越しを決めた。2度のリードを追いつかれたが、延長11回に2点を勝ち越し、追いすがるDeNAを突き放した。監督就任後、初の延長戦を制した高橋由伸監督(40)は「胃までは痛くならないけど、ハラハラドキドキはしますよね」と、笑顔でシーソーゲームを振り返った。
勝負どころを、ベテラン2人が逃さなかった。3-3の10回2死二塁では、村田が適時二塁打。4-4の11回2死満塁では、体の張りで3試合欠場していた亀井が、右翼フェンス直撃の2点適時二塁打で試合を決めた。2人とも、高橋監督が就任時に名前を挙げた「主軸5人衆(阿部、坂本、長野、菅野、内海)」には入っていない。だが、高橋監督は「もともと力のある選手。こういった場面も何度も経験している。そういう経験はこういう場面で生きる」と、ここ一番の集中力の高さを信じていた。
そんな監督の期待を、2人とも分かっていた。村田は「チームが勝って何より」と言えば、亀井も「みんながつくってくれたチャンス。打てて良かった」とホッとした表情を浮かべた。
前日に開幕からの連勝が4でストップ。エース菅野で2連敗なら、嫌なムードが漂うところ。高橋監督は「最後は亀井が決めてくれて、何とか勝てて良かった。連敗しないのは大きなこと。どっちが勝ってもおかしくないようなゲームを取れたのは大きい」と素直に喜んだ。【浜本卓也】



