待望の1発で首位タイをキープした。1-1と同点の4回1死。楽天ゴームズはフルカウントから高めの直球をたたいた。舞い上がった打球は瞬く間に2階席へ到達。左翼スタンド中段への大きな“来日1号”で勝ち越した。「美馬を援護してあげたかった。これが俺のホームランだ!!」。興奮を抑えられなかった。
開幕10試合目、40打席目で飛び出した公式戦初本塁打。これまでも猛打賞はあったが、梨田監督は「彼に求めるのはヒットよりホームラン」と満足しなかった。待ちこがれたメジャー通算162発男の本領発揮。オリックス東明に重圧をかけ、続く5回2死満塁では押し出し四球を得た。
「刺激になった」と触発されたのがウィーラーだ。先制打に続いて9回に左越え1号2ラン。アベック本塁打で、この日の5打点すべてが4番ウィーラーと7番ゴームズによるものだった。梨田監督は試合前「イー、スー・チー(1、4、7番)がいいから打順は変えたくない」と笑っていた。「今日はスーチーさん、良かったね」。得意のダジャレでたたえた。
1位を並走するロッテに負けじと2連勝。ゴームズは「ウィーラーと2人で引っ張っていきたい」と頼もしい。メジャー仕込みのパワーはまさに「助っ人」だった。【鎌田良美】



