日本ハム乾真大投手(27)と巨人大累進内野手(25)との1対1のトレードが11日、合意に達した。中継ぎ左腕の強化を図る巨人と、若手野手の補強のニーズが高まっている日本ハムの思惑が合致した。
日本ハムは巻き返しのジョーカーとして大累を補強した。手薄になってきた野手陣の救世主として、リストアップした。積極的に動く契機が、8日からの楽天3連戦だった。9日に陽岱鋼が左足首を捻挫し、1軍に同行中だが経過を観察中と、布陣にさらに狂いが出ていた。翌10日には杉谷が右手首尺側軟骨の炎症で、11日に出場選手登録を抹消と、危機的な状況だった。
開幕から外野のレギュラー候補に見込んでいた岡と浅間が故障で2軍調整中。二遊間のレギュラー田中賢、中島のバックアップ要員にも不安があった。内外野をこなせ、機動力重視のチームカラーだけに、入団前に飼い犬より「僕の方が速かった」と話した大累は魅力的な存在だった。2軍戦で起用し、戦力として見込めると判断できた場合に1軍昇格となりそうだ。
北海道出身のご当地選手で、駒大苫小牧ではヤンキース田中の2学年後輩。道都大4年時の12年には日本ハムもドラフト指名を検討していたが、ようやく縁ができた。栗山監督は「内外野、両方できるしスピードがある。一番、幅のある選手」と歓迎した。背番号は乾を引き継ぎ「32」に内定した。5位低迷と出遅れている中で、大累を1つの起爆剤に据えた。
◆大累進(おおるい・すすむ)1990年(平2)8月31日、札幌市生まれ。駒大苫小牧高から道都大へ進み、3年秋に札幌6大学リーグ首位打者、同年春と秋にベストナイン獲得。大学時代に50メートル走5秒7を記録した俊足が武器で愛称は「ルイス」。12年ドラフト2位で巨人に入団。15年より背番号39から60に変更。今季推定年俸800万円。1軍出場は13年の2試合のみ。今季はここまでイースタン・リーグ11試合に出場。175センチ、73キロ。右投げ右打ち。家族は夫人と1男。



