ソフトバンク打線が苦手の岸に4年ぶりの黒星をつけた。1回、先頭の福田が岸の144キロ直球を捉え、右中間を破る三塁打。「今日も直球は走ってましたけど、最初に打ててよかった」。前回の3月29日に打線が苦しめられた直球を完璧に捉えたことで、ベンチは一気に波に乗った。柳田の一ゴロで福田が生還し先制。2回には今宮の右犠飛で2点目と和田に早めの援護点をプレゼントした。

 5回には柳田が左翼へ9試合、45打席ぶりの2号ソロ。チェンジアップを豪快に運んだ。柳田は「フルスイングしました。今日は試合前の円陣から和田さんを絶対勝たせようと言っていた。和田さんが勝ったことがすべて」と、チームが一丸となって和田を支えたことを明かした。7回にも三塁走者として、松田の三塁ゴロでスタートよく生還し、貴重な4点目を奪った。9回には開幕から14試合連続となる四球で出塁。パ・リーグのシーズン記録、51年に田部輝男(西鉄)が記録した15試合連続に王手をかけた。

 岸には12年9月17日に黒星をつけたのを最後に、その後4勝を奪われていた。今季も開幕投手ではなく、2カード目のソフトバンク戦に登板するなど包囲網の代表格。その岸を打ち崩し、借金も完済した。5戦連続2桁安打と乗ってきた打線で白星を重ねていく。【石橋隆雄】