“キクマル”コンビが首位タイに導いた。広島の2番菊池、3番丸が2人で5安打6打点の大暴れ。2桁11安打10得点の猛攻で今季初の4連勝で貯金を最多の4とした。
1点を先制された直後、2人で流れを取り戻した。2死から菊池が右前打で出塁。走者を一塁に置き、丸の集中力は研ぎ澄まされた。試合前まで塁状況別で走者一塁は最も高い打率5割3分8厘(13打数7安打)。「走者がいれば投手もプレッシャーになる。キクは足も速いので、打者だけに集中できなくなる」。外角よりの直球を捉えた打球は右中間席へ飛び込む3号逆転2ラン。一振りで流れを変えた。
とどめを刺したのも、キクマルだ。1点を加えた4回。さらに2死満塁から菊池が左前適時打で2人の走者をかえした。その前の2打席はいずれも右打ちでチャンスメーク。好機でつなぎ役からポイントゲッターに変貌した。「右打ちというよりも、進塁打は最低限でも打たないといけない」。試合前練習で一定球、右打ちに専念する意識付けが実践された。「キクも打って、いい流れに乗っていけました」と、丸が2死一、二塁から右前適時打で続き、突き放した。
菊池は打率3割8分5厘に上げ、リーグ首位打者に浮上。丸も15打点でリーグ2位につける。昨季序盤はともに打撃不振に陥り、チームの失速の一因となった。好スタートを切ったチームの先頭には、完全復調の2人がいる。【前原淳】



