原点の場所から再出発だ。楽天オコエ瑠偉外野手(18)がイースタン・リーグ巨人戦に「1番中堅」で先発出場。前日14日に初めて2軍降格したが、球界を代表する左腕、内海から2安打を放つなど躍動した。
初球、107キロの緩いカーブから対戦が幕を開けた。2球で追い込まれてから、3球連続でボールを見極める。7球目、内角寄りの直球を振り抜いた。二遊間を抜ける鋭いライナー。「手応えはだいぶ良かった」。安打で2軍生活のスタートを切った。
思い出の地が再出発の場所となった。小学6年時に所属した「ジャイアンツジュニア」では、ジャイアンツ球場で練習していた。09年12月。当時158センチのオコエは内海と出会った。山口、東野とともに激励を受け、プロへの思いを強めた。あれから6年5カ月。25センチ伸びた身長は、186センチの内海とほぼ変わらなくなった。対戦を終え「試合は楽しかった? そうですね。自分のスイングができた」と笑みがこぼれた。
その後も勢いは止まらなかった。第2打席には138キロ内角寄りの直球をまたしても中前へはじき返す。第3打席は内角のスライダーを引っかけ三ゴロに倒れたが、「内容にこだわっていきたい。良いところは配球を読むことができた」と内海との対戦は3打数2安打と完勝だった。
指揮官も絶賛だ。楽天平石2軍監督は「すばらしかった。自分のスイングができるし、タイミングの取り方もボールの見方も良かった。四球もきっちり選べるし」と評価。今後も「試合にどんどん使っていく。ある程度成長させないと」とじっくり再昇格を目指させるとした。
オコエは「やるかやらないかは自分次第。しっかり向き合いたい。1軍で活躍するため経験を積んでいきたい」と意気込んだ。始まった2軍の戦い。大きくなった野球少年はさらに成長するため、汗を流す。【島根純】



